松江かわら版 No4

 松江歴史館 開館


発掘作業からはじまり、本館建設、外回り整備、内部資料の保管や閲覧など、3年以上にも渡る大プロジェクトがついに実を結び、本日開館という運びとなりましたね。

この一大事業に従事なさった方々の、労とご努力に感謝の意を表します。様々な論議や反対もありましたが、とりあえず、この惣門橋通りが、2001年に決定された道路拡幅事業により破壊されるのをストップした、それだけでも大きな偉業と私は思っております。

「松江歴史館」が、今後さらなる研究や教育に貢献するものと、お慶び申し上げます。

 

なお、この開館に合わせ、本日から「松江開府400年博」とし、様々なイベントが用意されています。松江市のイベントは、多くが市民の参加と手作りによって行われる。私はそれに非常に感動しております。第二の故郷、横浜の「開港150年博」など、巨額をかけ巨大クモまで出現したのに白けきったもの。そして未だ、その赤字をめぐって紛糾しています。

横浜の歴史はたった150年。松江の歴史400年。古事記までさか上れば、1300年。素晴らしい!     歴史の町、松江!

ただ一つ心配なのは、この開府400年博後、何を心の支えに生きていけば・・・。


世界に羽ばたく松江

 アメリカに住む兄が、雑誌などで時々松江を紹介する記事を見かけるようになったと言っています。それらの記事を読むと、是非一度松江を訪れたい気になるだろうな〜と。そこで参考に、1年ちょっと前の記事になりますが、「スミソニアン」の記事のネット版を送ってもらいました。なるほど、なにか、スワ〜と古の松江に、タイムスリップ。


スミソニアン記事全文(英文)


記事の中の動画のみ (写真スライドとナレーション
)


苔むした月照寺。風化し、思い思いの顔つきで居並ぶ稲荷神社の狐たち。そこには、京都にもない、シンとした、静やかな世界が。松平直正公の枕元に美しい少年が立ち、「城内に私の住むところを作って下さったなら、全ての火災や厄害から私がお守りいたしましょう。」と告げた言葉で城山稲荷神社が作られたなんて、この記事で初めて知りました。

嫁が島の名前の由来? 実は、姑に苛められた若嫁が実家に帰ろうと、宍道湖の氷の上を歩いて渡っていると・・・。そこで哀れに思った神様が・・・。と、とても悲し言い伝から来た名前だったんですね。外国の雑誌を読み、初めて自分の身近にあるものの由来を知る。少し気恥しい気もします。でも、これを読んだ外国の方々が、松江に興味を抱き、是非訪れてみたいと思ってくれるのは、とても嬉しいことです。

私も、自分の郷土松江の歴史をもっと深く学び、そこから紡ぎだされる松江の魅力を、このかわら版で是非世界に発信していきたいと思います。


松 江 の 自 転 車 道 の 充 実 を!

子供は歩道を走らせる親心

松江の観光は、一泊二日ぐらいはしてもらい、その魅力を、ゆっくり歩いて見てもらいたい。で、さらに自転車があれば、少し遠出をし、風土記の丘とか、天気が良ければ日本海の美しさも見てもらえる。それには、安全で分かりやすい自転車道が必要ですね。 それに観光客だけでなく、自転車は、エコで手軽な市民の足。自転車道が充実すれば、市民にとっても松江の魅力はさらに倍増。でも、現実の松江の道路は、歩行者にも自転車にも不親切で、あまりにも危険すぎますね。是非自転車道の充実を図ってほしいです。

ところで、 平成の鍵形路?

先日の夜、南殿町の方から京店に向かって歩いていました。おっ、青信号とまっしぐらに進むと、バターン。わが身は車道にぶっ飛び、「あっ、いたたっー!」 なんと横断歩道はかなり右にずれた所に。真っすぐ進んだ歩道の端は、高さ15センチ程のコンクリートの仕切り壁。

それから以後注意して見ると、この「鍵形横断歩道」と「人ぶっ飛ばし仕切り」は至る所に。そしてまた、歩道と車道の区切りにも、段差歩道か白線でなく、このコンクリート仕切りがとても多い。夜間照明が少ない所では見えにくく、つまずかぬよう恐る恐る歩いています。

なぜこんなものが? 横浜では、広い道でも狭い道でもこんなものは有りません。白線か、広い道では段差歩道。この松江方式では、自転車で走っていてもかなり怖い。歩行者と自転車が安全に共存するには、低い段差歩道か白線で歩行者を守り、黄色い線で自転車を車から守る。そんな風にしたらどうでしょう。それとも、この松江方式には、深い意味が?





















松江の人情は

 

今年はどっぷりの雪から始まりましたが、その時強く感じたことがあります。みなが雪かきをしな〜い! 高齢社会の松江では、お年寄りが雪かきをするのは無理でしょう。でも、若い人達だって沢山いるでしょう。松江には、人情と連帯感は無いのでしょうか?

 二日の日にタクシーに乗りましたが、自分の家の前の雪かきもせず出ようとした車が、本道に乗り出した所で立ち往生。何台もの車が数珠つなぎでストップし、やっとスコップ持ち出し雪どけをし、バックするのを待つことしばし。常識無いのかな〜? それにしても、普通の自家用車でも走っているのに、バスは?

 それから何日も雪に埋もれた日が続きましたが、歩道も雪かきされず、車道を歩くことしばし。自分の家の前の雪かきをする方々もいましたが、コミュニティーとしての共同協力作業は?それに人が多く通る公共の場所でも、長い間雪が放置され続けていました。

 きわめつけは・・・、やっとなんとか歩道の雪も溶け、すいすい歩道を歩いていたら、突然雪の壁が。なんと、月極め駐車場の雪かきをした雪を、進入口の左右の歩道の上に積み上げてあったのです。他人も顧みぬ、個人主義のかたまり!これが松江?






















ちなみに、よその土地からきて松江に住んでいる方々の多くが、松江に排他的な気風を感じるとおっしゃっています。先日、松江にお里帰りなさったという方に道を聞かれ、詳しく教えてあげたら、「前は、道を聞いても松江の人って、本当に無愛想だったけど、最近、少しは良くなったわね〜。」と。松江も、もっと人情のある街にしたいですね。


市役所便り

■お伺います係

  市長へのメールで簡単な質問を。しかし3週間経っても音沙汰無し。「返事は、・・」と送ったら、「放置されてました。すみません。」と。で、そのまた3週間後にやっと回答が。はっ!

 ■観光課

  堀川遊覧の通る米子橋横の青いビニールシートが醜いので、簾でも被せたらと電話。でも、半年経った今でもそのまま。ちなみに堀川沿いの家には、夏に簾が配布されたそう。ふ〜ん!


















 



★NO,3に付けたおまけの「9,11」に、さらに「BBC放送フライング」記事を追加しました。お読みください

2011年  3月19日刊

トップページへ