松江かわら版・Chat Chat in Matsue



松江かわら版 No2

私たちの愛する松江 そこで今何が起きているのか

楽しい話題 変わった話題 ううん、これはなんだ? そんな話題満載

 

松江城を国宝に!・・・ううん、しかし・・・まてよ・・

松江城は、藩主屋敷のあった現県庁の片側の堀が埋められ完全な原形を留めていないものの、それ以外の敷地はほぼ400年前のまま。しかし、「城山北公園線」が今の2車線から4車線に拡幅されたら、やや小さくはなったものの、ほぼ原形を留めている「大手前広場」はどうなるの

 

道路の計画図を見てみると、さらにぐっと縮まって、殆んど原形を留めぬ姿に。あれっ、片方で国宝化の運動をしながら、そのお宝を破壊するの? いくら国宝化はお城本体とはいえ、その重要な一部で古地図にもある「大手前広場」を殆んど原形を留めぬ姿に? それはないでしょ!

 それに4車線になったら、車線は「大手前広場」のほぼ真ん中を突き進み、左側の堀の方は車歩道に。今は左側の堀端からも、情緒豊かな美しいお城が眺められ、そこからカメラを向ける人々も。でもそれが4車線になったなら、車のビュンビュン飛び交う道沿いで、ゆったり景色を眺める情緒さえ失います。落ち着いた城下町の風情。それもまた、国宝に値する松江のお宝だと思うのですが・・・。

 

ところで、前号で話題にした 物産館の駐車場ですが

着々と縮小が進み、なんと現在物産館自体の周りの幅約1.3 m, 柱などで狭い所は0.7m弱の歩道に続き、細長い南側に4m強の歩道が。合わせて幅約5mもの歩道に。一番西側、大手前広場に渡る所などは 5.8mの石畳。我が家のリビングの幅など2.8m 。トホホ・・・

しかし、修学旅行の生徒がぞろぞろ歩く歩道ならまだしも、普段は殆んど人も歩いてない歩道。
で、駐車場の方は、南側の左の奥まった所に4台、そしてあとは西側に、希望的予測では軽自動車が
12台だそうで、計16台。ベンツが来たら? うーん、12台? 4車線になるまでは、歩道の外側に何台かは停められるそうです。

 しかしゴールデンウイークの時に通りかかったら、係の方がうまく誘導し、30台の車で満車でした。4車線になったらそうはいきません。物産館の運命はいかに?

ちなみに大手前駐車場はその時満車で、入口から県庁の方に12台の車が並んで空くのを待っていました。誘導の方に、「市の方針で、県民会館の駐車場に案内するんじゃないんですか?」と聞きましたら、「いや、みな言っても、近い方がいいって待ってるんです。」とのこと。これで大手前駐車場まで狭くなったら? そこまでの犠牲を払って4車線にする必要あるの?

 

映画RAILWAYS」良かったですね!

あの終わりのじんわりとした温もり、畑電の郷愁、美しい風景。ちょっと地元の身びいきかなとも思いましたが、「週刊新潮」の北川れい子さんに81点の評価を貰い、「こういう映画の登場を歓迎したい。」と言って頂きました。邦画はあまり見ないのですが、「送り人」とかこの映画とか、ちょっと折り目のある中年の男の美学。いいですね、邦画も。 そうそう、ネットをやる方なら、YouTubeでこのタイトルを検索すると予告編など見られます。「一畑電鉄」で検索すると、nimo5さんが 沢山UPなさっています。「3000系電車」など3年間で166万回以上の再生回数ですよ。海外のファンも多数。是非見て下さい。

RAILWAYS

『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』予告編

中井貴一主演『RAILWAYS』で友和・百恵夫妻の次男が銀幕デビュー

中井貴一、『RAILWAYS』を「CGなしの手作り映画」と絶賛

【一畑】 3000系電車

【らぶてつ】ポンちゃんが夢見てもいいんですね。

 

「市民生活相談課伺います係」の顛末

第1号を、ゴールデンウイーク中配布して回りましたが、 連休明けにどどっーと12月〜3月までの「相談例」が載りました。市役所のどなたかが、1号をお読みになった?

しかし松江市ホームページのお伺い係の事例は、全て掲載してほしい」の回答が変更に!                          

ウェブページへの掲載については、プライバシー保護の観点によりすべての案件を掲載することはございません。掲載案件につきましても個人情報が安易にもれないように編集して掲載しています

                     ↓

現在、ご意見の一部を掲載することとしていることについてご理解ください。(3月回答)

★ご理解くださいといわれても・・・。最初から、一部しか掲載しませんと書けばよいのに。

「プライイバシー保護の観点」なんて格好つけちゃって。しかし、なぜ全部掲載できないのか未だ理解不能。



松江城、明治維新後にも歴史有り

 

城山公園は、子供のころから裏庭の様なもの。どこで椎の実が沢山取れる、どこの池でザリガニが釣れる、などなど隅々まで熟知。その中でも、「トムソーヤの冒険」的アドベンチャー世界は魅力でした

 それは、県庁から城山に架かる千鳥橋を渡った石段の横、少し左の崖を2メートル程登って入る洞窟でした。入り口は、子供でも横這いになる程狭い横長。でも一度そこを通り抜けると、立って歩けるほど高い5、6畳の室。そして、その真ん中に膝ぐらいの深さの池が有りました。その池を渡るのが第一の難関。で、その池を思い切って渡りきると、そこから縦横2メートル程の暗いトンネルがずっと奥へと続いていました。

 子供の頃からお転婆だった私も、さすがに勇気は池を渡るところまで。暗く長く続くトンネルの前では、足がすくんでしまいました。しかし男の子たちはこれみよがしに、「トンネルは、ずっと奥までつながっているぞ。」とか、「奥の方ではコウモリがバタバタしているぞ。」とか武勇伝を聞かせてくれたものでした。

 大人になってからも、あの洞窟は一体何だったろうとずっと気になっていました。御殿から橋を渡ったすぐの所。中は広いのに入口は分からないほどに小さい。という事は、戦で万が一の時、姫や子供たちが、最後には殿も籠城する隠れ場?多分水や非常食なども備蓄されていて。と、想像もコウモリのようにバタバタと羽ばたいておりました。

 ところが今回、歴史資料室の方に調べて頂いたら・・・なんと、江戸時代とはまるで関係なし。

実は、明治維新から28年目、つまり明治28年に、今の椿谷に設立された、島根県で最初の電気会社「松江電燈株式会社」の火力発電所の燃料にする石炭を採掘する「炭坑」跡だったのです。

お城の下に「炭坑」を掘る! なんという発想! 江戸以降にも歴史有り!

 

発行 城下町松江の景観と町づくりを考える会 8/30